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食事後の眠気に要注意!それ、血糖値スパイクかも!!

Gackt先輩がおフランスにて4年ぶりにパンを食べたことが話題になっていますね。「ストイックすぎる!」などのコメントとともに情報が拡散されていますが、Gackt先輩が超ストイックなのは先刻ご承知で、注目すべきはそこではありません。米は20年食べてない…でもありません。その後の

パンを食べた後のあの睡魔は何だったんだろ。。。怖っ。」

この発言!糖質の摂取により、血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」の症状かもしれません。

「血糖値スパイク」とは…

または「食後高血糖」ともいわれるもので、食べ物に含まれている糖質の影響により食後に血糖値が急上昇・急降下する症状のことをいいます。食後の短時間だけ高血糖状態になるため、一般的な健康診断などで測定される「空腹時血糖」では異常なしと診断された方でも起きている可能性があるといわれています。

そもそも「血糖」とは、食事や間食で摂った糖質が、体内でブドウ糖となった時の血液中の濃度のことで、身体や脳にとっては必要なエネルギー源です。とはいえ、多ければ多い方が良いわけではなく、常にインスリンにより一定になるよう調節されています。

その血糖が高くなる…ということは「糖尿病」と関連ありか?となるでしょうが、これは大アリの大当たり。「血糖値スパイク(食後高血糖)」の状態でも、インスリンの働きが低下して糖質から得られたブドウ糖を体内で処理することができず、血糖値を正常に戻す働きが低下する「耐糖能異常」の状態になっている疑いがあります。くどいようですが「空腹時血糖」では異常なしの方でも、可能性アリなのです。

この「耐糖能異常」は、境界型糖尿病または糖尿病予備軍とも呼ばれ、この「血糖値スパイク(食後高血糖)」になる状況が長く続くと、動脈硬化など血管に対するダメージの蓄積のリスクが高まります。

「血糖値スパイク」のメカニズムは…

通常、食後は誰でもブドウ糖の濃度が高くなるため血糖値も高くなりますが、膵臓から分泌されるインスリンによって下げられます。また反対に血糖値が低くなるとアドレナリンやノルアドレナリンなどの脳内ホルモンによって濃度は上げられ、適度な濃度を保っています。あくまで、通常は。

しかし糖質の摂りすぎなどにより血糖値が急上昇すると、インスリンなどのホルモンが大量に放出され血糖値を下げようと働きます。すると今度は急激に下がった血糖値を上げようとアドレナリンなどが放出され、身体は“どっちやねん”の混乱状態に。血糖値が下がりすぎれば、脳や身体にブドウ糖が行き渡らず、集中力の低下や猛烈な眠気に襲われることになり、血糖値が上がりすぎれば、動悸や頭痛、イライラなどの症状が表れます。ほかにも、発汗や冷え、食べたにもかかわらず強い空腹感が表れたりすることもあるようです。

いかにストイックなGackt先輩でも、糖質摂取からの血糖値低下が引き起こした眠気には抗し難かった…ということなのですね。

「血糖値スパイク」を防ぐには…

健康的に長生きしたいなら「空腹時血糖」はもちろん「血糖値スパイク(食後高血糖)」もケアする必要があります。ともに糖質を控える、というのが最も効果的ですが…

●野菜→タンパク類→炭水化物の順に食べるベジファーストを意識する

●食事はゆっくりよく噛んで食べる

●食物繊維を一緒に摂って、血糖値の上昇を抑える

●毎食後、ウォーキングや階段の昇り降りなど10~15分程度運動する

…を心がけるだけでも、「血糖値スパイク(食後高血糖)」の予防に効果的とされています。うむ。これならすぐできる!

そういえばGackt先輩もパンによる至福の後

急に腹筋したくなってきた。♯トレーニングしなきゃだ

などと仰っています。「食べた後すぐ寝ると牛になる」の格言はホントだったのですね。

わたくし友人屋(空腹時血糖・BMIともに正常)がそうなのですが、食後に猛烈な眠気と空腹感に襲われる…という自覚症状がありますので、「血糖値スパイク(食後高血糖)」には今後も注意したいと思っております。

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