普段はデザイン会社に勤めるしがないサラリーマンコピーライターのわたくし友人屋。コピーライターの師匠が社長に当たるワケですが、その社長が精神だけでなくフィジカル的にもまあまあの太っ腹。少し前までは出社時に両手で持ちきれないほどの食料をコンビニで買い込んできていたのですが、最近ダイエットを始めたのか大量のコンビニ弁当を見ることがめっきり無くなりました。そのかわり代替品なっているのが大手メーカーの「フルーツグラノーラ(糖質オフタイプ)」!!
パッケージには食物繊維や鉄分、ビタミン、ハーフ…などの表示が並んでいますが、
結局は「麦に砂糖をまぶして油で揚げたもの」と「砂糖漬けの外国産ドライフルーツ」に「長期保存できるよう添加物」を加えたものですから!!なんてことは怖くて言えません。たとえ正論だとしても、ご当人にとってはクソリプでしかない。
普段はコピーライターとして巧みな印象操作を仕掛ける側なのに、食べ物のことになると、人間ってヤツは…。今日も職場では、グラノーラをドンブリに開ける、ネコまっしぐら的な音が響いているぅ。
商品モデルが実際にそれを使っているのか問題
たとえばこのグラノーラを食べている女性の画像。いかにもこのキレイなモデルさんが毎朝グラノーラを摂っているからスマートなボディを維持できています!という印象ですが…
もしこんな組み合わせだったら、グラノーラに対する印象も、若干変わるはずです。※モデルは、モデル側自身で登録するフリー素材サイトからキーワード「肥満」で検索した写真を使用しています。
これ、画像がストーリーを想起させる手法で「クレショフ効果」といいます。
クレショフ効果
映像を関連があるように映画的にモンタージュ(編集)することによって、その前後に位置する他の映像に狙った意味を及ぼすこと。ソ連の映像作家・映画監督のレフ・クレショフが実験により示した認知バイアスのひとつ。
テレビCMでやってるシャンプーもそうですよね。髪のキレイな女優さんがこれ見よがしにサラサラってしていますが、その当の女優さんが、スーパーで安売りしているその1,000円以内で買えるシャンプーを使っているワケがない。
分別ある大人の方ならそんなこと言わずもがなで承知かと思いますが、食べ物のことになるとその分別は記憶の片隅に追いやられてしまいます。
見るべきは広告イメージではなく、原材料名と実際にそれを買っている人
いかにパッケージがオーガニックっぽくても、体に良さそうでも、本当に体に優しいかは、原材料名や栄養成分表示を見れば一目瞭然。砂糖やショートニングが2番目、3番目にあるものは「うーん」ですし、ズラズラっと聞きなれない添加物が入っているものは、できれば体に入れたくないですよね。
まぁ、やらしいですが、それを買っていく人を見るのも1つの手段です。実際の売り場でそうなりたいな、と思わせる人が買っているのならアリかもしれませんが、経験上あまりそう思ったことがない。
ダイエットしたい、減量したいなら
1に筋トレ
2に食事に気をつける
の正攻法が一番の近道です。6ヶ月で20kgも可能です。