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「老化」とは「糖化」のこと

しなやかで強い鉄でも空気中に放置しておくと、次第に真っ赤に錆びつき簡単にポッキリ折れてしまうようになります。これは空気中の酸素と結合して酸化鉄という鉄とは違うものになってしまうもので、中学の理科で習いましたよね。

同じように肌も紫外線を浴びると害から身を守るために活性酸素が大量につくられ、シワがシミがサビのように…とは女性誌のスキンケア特集に“あるある”の情報です。

でも私たちは、夏の紫外線がもたらす「酸化」以上に、毎日の習慣で身体を痛めつけている可能性があります?

それは糖質の過剰摂取による「糖化」です。

血糖値が高い時、たんぱく質の糖化が起こっている

糖質を摂りすぎると血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」という現象におちいっている可能性があり、動脈硬化など血管に対するダメージの蓄積のリスクが高まります。この血糖値が高まっている状態の時、体内では「糖化」という現象が起きているといわれています。
「食事後の眠気に要注意!それ、血糖値スパイクかも!!」ご参照)

この「糖化」とは、グルコース(ブドウ糖)やフルクトース (果糖)となどの単糖類が、サビのように身体の中のたんぱく質と結合して、元のたんぱく質の機能を低下、または無くしてしまうこと。たんぱく質といえば、私たち人間の内臓や血管、筋肉、皮膚、髪の毛からホルモンやヘモグロビンまで、水分と脂肪以外はたんぱく質で生成されていますので、糖質を摂りすぎると身体のあちこちで「糖化」が起こっていると言っても過言ではありません。

血液内で「糖化」が起こり酸素を運ぶ役割のあるヘモグロビンと結合すれば、その分だけ機能が低下し、身体に酸素が行き渡らなくなってしまいます。

「糖化」のイメージは糖分多めのホットケーキ状態

皮膚で「糖化」が起きれば、シミやシワを引き起こすのですが、これの分かりやすい例が、ホットケーキ。

砂糖が入っていないホットケーキミックスなら、いつまで焼いても白いままですが、砂糖を入れると入れた分だけ、キツネ色からどんどん茶色が濃くなっていきます。この変化は「メイラード反応」と呼ばれるもので、加熱により材料の小麦粉や卵などのたんぱく質と糖が結合し、こんがりとコゲていく状態なのですが、このコゲこそ「糖化」そのものなのです。

またホットケーキは、加熱するとどんどん甘い香りが強くなっていきますが、これも糖化の現象の1つ。ホットケーキのように甘い香りなら良いのですが、人の場合、汗など老廃物の酸化も伴い「加齢臭」として嫌な匂いを強めてしまいます。

糖分を取りすぎることで、身体中がサビていく…というのが近いイメージかもしれません。

糖質の摂取を抑えることが、いつまでも若々しい身体をキープするのに1番の近道です。

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