6ヶ月で20kg痩せてリバウンド知らず。その方法

ダイエットまわりに潜むワナに注意!

世の中にはワナが蔓延しています。仕事を斡旋しますなんてパソコンを買わされるだけだったり、結婚相談所で紹介された相手がサクラだったり。仕事が欲しい、交際相手と出会いたい、という渇望につけこんでくるだけに、少々の疑念をものともしないプリミティブなパワーがそこにはあるのでしょう。

“○○を食べるだけダイエット”も構造は一緒。ヤセたい、と思っていても、人は生命の維持のため、根源的に飢餓を恐れているため、基本は「食べる」ことを是としています。で、あれば、一石二鳥を狙いこの「○○を食べるだけ(しかもこの手のはだいたいウマい)」を選ぶのでしょうが、栄養が偏って身体に変調が生じたり、やめてスグにリバウンドしたり、お金が続かなかったりでうまくいかないケースが多いとのこと。耳障りのいいほう、楽なほうに流されるのは人間の性(さが)ですが、健康体をゲットするためには、ダイエットまわりに潜むワナに引っかからないようにしたいものです。

ヤセたい、健康になりたいのに「植物性」マーガリンを摂る愚

既知であること甚だしいことですが、いまだにスーパーでは所狭しと「植物性マーガリン」が並んでおり「植物性」だから動物性のバターよりいいのでは?なんて嬉々と選んでいる人もいらっしゃるようですので、この「植物性マーガリン」に含まれるトランス脂肪酸の話を少々させてください。

トランス脂肪とは、代表的なものとしてはマーガリンのようにもともとは液体の植物油に水素を添加してむりやり固形脂につくりかえるときにできてしまう、もともとは自然界に存在しないもののこと。

英語の「Trans(トランス)」とは、反対側、向こう側、変えるなどの意味で使われる。催眠術にかかったような様子を「トランス状態」と表現することがあるように、尋常ではない状態を指すわけだ。「トランス脂肪=異常な脂肪」ととらえてもらって差し支えない。(「なぜ、マーガリンは体に悪いのか?」山田豊文/廣済堂出版)

などとこき下ろされ、アメリカでは心疾患やガン、代謝異常など、恐ろしい病気をもたらすものとして「食品から排除すべき危険物」と位置付けられいるものです。医師によっては、アトピーや不妊症、うつ病、認知症、発達障害など、様々な病気の原因になるとも推測されています。

※日本では、農林水産省HP(2019年8月の段階)によると、現状は塩分の方が危険で、こういったトランス脂肪酸の濃度は年々低くなってきているし、まぁバランス良い食事を心がけましょう、、、のレベルです。なんの業界に忖度したんだか。

ちなみにマーガリン100gあたりには、最大13gのトランス脂肪酸がふくまれているそう。比べて動物性のバターは、天然にできたトランス脂肪酸の一種のものが2g程度。しかもこちらはカラダに良いとされる共役リノール酸(脂肪を分解する酵素を活性化する働きがあるとされる)ですので、どちらが体に優しいのかは歴然の差があります。

名前のマジックに要注意

トランス脂肪酸は、マーガリン以外…、例えば菓子パンやケーキ、ジャム、アイスクリーム、インスタントラーメンなど多くの食べ物に含まれています。ただやっかいなのは、食品のラベルに「トランス脂肪」とは間違いなく書いてないので、知らず知らずのうちに食べてしまっている可能性が高いこと。これからはコンビニやスーパーで加工食品を購入する時は原材料名を必ずチェックするようにして「ショートニング(ラードの代用品としてつくられたものでサクサク感を出す)」「ファストスプレッド(油脂含有率が80%のマーガリン類)」「加工油脂」「植物油脂」は、どれもトランス脂肪酸が高いマーガリンファミリーですので、見かけたら棚に戻すようにしましょう。「○○を食べるだけ」の○○にも、トランス脂肪酸が含まれたものが入っている可能性は高いです。もちろん果糖ブドウ糖液糖(異性化糖)も一緒に。

なぜなら、安くおいしくできるから。き、危険!

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