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ストレッチ、過剰に評価されがち説

筋肉を休ませるための筋トレOFF日だけど、カラダを動かしたい…なんて時、皆さんはどうしていますか。わたくし友人屋は、怪我が少なくなるからという理由で力士が行なっている股割りや、イチロー先輩がウォーミングアップとして行なっているストレッチを行っています。…いや、いました。なぜ過去形かというと、カラダの堅い・柔らかいと怪我の因果関係はない、と説いている本を読んだから。

カラダを表現する際に使われる「しなやかな身体」という言葉から連想できるように、竹のように力に沿って柔軟にしなるカラダが健康で疲れにくく理想的だという印象がありますが、一概にそうでもないようです。

ストレッチに対する誤解

最近、本屋に行くとよく「ベタッと開脚」的な本をよく見かけますよね。確かに前屈などの柔軟体操で地面に手がつくと、カラダのレベルがワンランクアップしてより動けるようになった気がしますが、これ気のせいのようです。

疲れ知らずの動けるカラダをつくりたければ、毎日ストレッチしても、ほとんど意味はありません。なぜなら、日々、歩いたり、階段を上がったり、走ったりの私たちの日常動作は、ストレッチの動きではないからです。

と、これまでの印象を覆すようなストレッチの新常識を紹介しているのはコチラ…

世界の最新医学が証明した 究極の疲れないカラダ(アーチブメント出版)」。

著者は米国政府公認カイロプラクティックドクターの仲野広倫さん。この本の中で“ストレッチは筋肉を長く伸ばすだけ”で、日常生活を快適に過ごすために必要な動作感覚や筋肉の強さを高めているわけではないからとしています。柔軟すると怪我しにくいというのも、関係ないとか…。ストレッチでカラダが楽になった、というのは血行が良くなっただけ…なそうです。柔軟性を追求すると怪我のリスクが高まると唱える説もあります。

昭和40年代生まれの友人屋としては「運動の時はバテるから水を飲むな」とは逆のパターンですが、昔は何だったんだろうという気持ちで一杯です。少年野球でライパチくん(=ライトで8番バッター)だった小学生時代、3人がかりでギュウギュウと背中を押されていましたからね。こっちの方がケガするっつうの。

カラダをどうしたいかで、トレーニングを決めよう

フィギュアスケートや新体操、上段回し蹴りで足をビッとあげる格闘技など、カラダが柔らかい必要がある種目であれば有効そうなストレッチですが、そういう目的がない限りどうやら“開脚ベタッと”を頑張ってやる必要もなさそう。

時間は有限ですから“健康に良さそう”というなんとなくのイメージで闇雲にカラダと向き合うのではなく、なりたいカラダのセルフイメージに近づけられるよう、目的意識を持って時間をトレーニングに使いたいものですね。

と自戒の念を込めて。