「ダイエット中、いったいどんな食事をすればいいの?」
これはダイエットに取り組む多くの人が、一度は悩むテーマだと思います。
私自身、42歳で20kgの減量に成功し、51歳の今もリバウンドせず体型をキープできています。今回は、私自身が実践してきた食事のスタイルやリバウンドしないコツについて、リアルな体験とともにお伝えします。
まず、ダイエット中に最も意識していたのは「平日=オンウィーク」の食事管理です。
基本的なスタイルはこうです。
- 朝食:
ゆで卵、野菜、プラスアルファで鶏の胸肉など高たんぱくなもの。
ポイントは、パンやご飯など糖分(炭水化物)を摂らないこと。糖質制限の王道ですね。 - 昼食:
基本は「健康的でおいしい」と思うものを、しっかり食べてOK。ただし、コンビニ弁当やインスタント食品など、加工度の高いものは避けたいところです。自分で作るのが一番ですが、外食の場合もなるべくシンプルなメニューを選ぶようにしています。
ちなみにイメージ画像が、ここ数年続けている私のランチです。 - 夕食:
再びゆで卵や野菜、そして鶏の胸肉、豆腐などのたんぱく質中心。夜は特に糖質を控えることを心がけました。
ここまで読んで「毎日こんなストイックな食事は無理…」と思った方もいるかもしれません。でもご安心を。私も週末(オフ日)は多少好きなものを食べるようにしています。
週末は友人と外食したり、家族とお菓子を楽しんだり、ラーメンを食べたり——。
“ダイエット中だから”とガマンしすぎず、息抜きの日を作ることも、長く続けるコツです。
みんな知っていることですが、やはり太る原因は「食べすぎ」です。
ダイエットが成功した後、また元の食事量や習慣に戻してしまうと、ほぼ確実にリバウンドします。だからこそ、「痩せたあとの食事」こそが本番なんです。
私の場合、痩せてからも基本はダイエット中と同じ食事を維持しています。
もちろん、たまには甘いものやご褒美ごはんも楽しみますが、それはあくまで“例外のイベント”扱い。**普段のベースは「痩せた時の食事」**であることを忘れません。
痩せてくると、面白いことに“食べる喜び”だけでなく、「痩せた自分でいること」自体がご褒美になります。
写真を撮ってみたり、洋服選びを楽しんだり、ちょっと身体を動かしたり。食欲よりも、自己肯定感や健康への満足感のほうが大きくなるんです。
こう言うと「一生ダイエットし続けなきゃいけないの?」と不安に思うかもしれません。でも、やせてリバウンドしない生活が数年続くと、それがもう“普通”になります。
むしろ、太りやすい食事や生活に戻すことのほうが、体が重くてつらく感じるようになります。「たまにお祭り的にスイーツや揚げ物を楽しむ→また普段の食事に戻す」…そんなリズムが自然に身につきます。
さらに、痩せてしまえば、“食事と体重の関係”を自分で実験するのも楽しみのひとつ。食べてみて、ちょっと太ったら、成功体験のある「痩せメシ」に戻せばいいだけです。
結局のところ、ダイエットは「痩せた時の食事習慣」をいかに“普通”にできるかが勝負です。
特別なことをしなくても、過食をやめ、バランスよく食べるだけで、体型も健康も維持できます。
「ダイエット中の食事はどうする?」
この問いに対する私の答えは、「痩せた後も、痩せた時の食事を“無理なく続ける”こと」。そして、ときどき“祭り”を楽しみながら、一生自分の体を大切にしていく——。
これが、私が20kg減量し、リバウンドせずにいるリアルな方法です。