ダイエットがなかなか続かない。やる気はあるのに、ついお菓子に手が伸びてしまう。運動だって、最初は頑張るけど、いつのまにか三日坊主になっている――。
こんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?
実は心理学の研究では、ダイエットの成功において「意志力」よりも「明確な目標設定」と「視覚(ビジュアル)化」が重要だということが明らかになっているようです。単に「痩せたい」と思うだけでなく、具体的な理想像を持つことで、行動が変わりやすくなるのです。
私がダイエットを決意した時、きっかけはGACKTさんでした。年齢を感じさせない引き締まったボディ、美しい筋肉のライン。雑誌TARZANでロングインタビューに答えるGACKTさんは素敵でした。
「あの体型だったら、どんな服も似合うだろうな」「自分も、ちょっとでもあんな風になれたら」
そんな思いが、じわじわと心の中に広がりました。
それまでも、体重を減らすこと自体は意識していました。けれど、数値だけを追いかけるダイエットはどうしてもつらく、続ける理由が見つけられなかったんです。
ところが、「この場面でGACKTさんだったらどうする?」というイメージトレーニングを始めてから、私の中の基準が変わり始めました。
心理学では、目標を具体的に設定することが推奨されています。つまり測定可能な目標です。
例えば:
- ジーンズなら34インチから30インチに落とす
- シンプルなTシャツだけでも、自信を持って外出できる体型になる
- 階段を上がっても息切れしない体力をつける
私は、過去にジーンズショップで「リーバイス501が似合わない体型」といわれ落ちこんだことがあります。また、Tシャツも「いつも胸の形がわかるね」といわれるようなわがままなダイナマイトボディで、どげんかせんといかん!と常にダイエットするする詐欺の常習犯でしたが、「なりたい自分像」をはっきり持つことで、日常の選択が変わっていきました。
面白いことに、「GACKTさんだったら、今これ食べるかな?」と自問するだけで、自然と行動が変わっていくんです。
例えばコンビニ。「今日は自分へのご褒美!」とついアイスコーナーやカップ焼きそばに寄ってしまう日もありましたが、「理想の自分だったら?」とイメージしてみる。
多分、余計なスナックやスイーツは買わないはず。「来たとしてもプロテインバーか、低糖質の食品を選ぶんじゃないかな」と考えて、自分もそれに倣うようになりました。
飲み会も同じです。「ビールを何杯も飲むより、筋肉に良いメニューを中心にオーダーしよう」という風に、理想像が”自分を律する基準”になってくれたのです。
こうして”理想の自分”をイメージし続けているうちに、少しずつ体が変化してきました。
ジーンズのウエストが明らかにゆるくなり、ジーンズは最適サイズならベルトはいらないんだ…ということが分かりました。そして、服が似合う「体型」を意識することで、日々のモチベーションが自然と保てるようになったのです。
実は、ダイエットの成功って「痩せること」より、「痩せた自分でどうなりたいか」が大切なんじゃないでしょうか?
私は「理想の自分だったら?」というイメージを持ち続けることで、食べ物や運動の選択肢が変わり、結果的に理想に近づくことができました。
もし今、ダイエットに悩んでいたり、モチベーションが保てないと感じているなら、ぜひ一度「自分がなりたい理想像」を頭の中にしっかり描いてみてください。
- 憧れの体型の写真をスマホの待ち受けにする
- 理想の体型のイメージを瞑想で思い描く
- 具体的な「ウエストサイズ」や「似合う服」など、数値やイメージで目標を明確にする
そうすると、食べる物を選ぶ時、運動をさぼりそうな時、必ず”理想像”が背中を押してくれます。「今の自分」ではなく、「理想の自分」だったらどんな選択をするか――その基準で日々を過ごすだけで、結果は少しずつ変わっていくはずです。
まとめ:イメトレは最高のダイエットツール
ダイエットの成功は「ガマン」や「根性」だけじゃなく、「理想の自分」をイメージし続けることから始まる――。
私は理想の体型を目指すことで、自然と行動が変わり、痩せることができました。あなたも、ぜひ自分だけの”理想の自分”を思い描いてみてください。そのイメージが、きっと毎日の小さな選択を変えてくれるはずです。