「会社が休みとき、気づいたら3kg増えていた」
はい。それは私です。せっかく1ヶ月がんばって2kgやせたのに、3kg太るのはあっという間ですね。お盆休み期間の1週間で、即効リバウンドです。
ダイエット経験者なら一度は感じたことがあるはず!まさに「元デブあるある」です。しかも現在進行形!!こわー。
この記事では、なぜ元デブは太りやすいのかを医学的な見地で解説し、その上で「どうすれば太らない習慣を作れるのか」について紹介していきます。
ダイエットで体重が落ちても、実は「脂肪細胞の数」そのものは減りません。
- 太っていたときに脂肪細胞は数を増やす
- やせても脂肪細胞が小さくなるだけで、消えるわけではない
つまり、一度太った人は「余分な倉庫」をずっと抱えたまま。食べすぎると、その倉庫がすぐ満たされ、リバウンドが早くなるわけです。
これは多くの肥満研究で指摘されている事実で、太りやすさの根本的な原因といえるでしょう。
もう一つの大きな要因は「基礎代謝の低下」です。
ダイエットで体重が減ると、同時に筋肉も落ちやすくなります。筋肉はエネルギー消費の大きな要素なので、筋肉量が減ると以前よりも消費カロリーが少ない体になってしまうのです。
その結果、以前と同じ量を食べていても太りやすくなる。これが「同じ食事なのに、やせてた頃より太るのが早い」感覚の正体です。
筋トレの重要性が身に沁みますね。
人間の体は、飢餓を生き延びるために進化してきました。
そのため「少ない栄養でもしっかりため込もう」という仕組みが備わっています。
- ダイエットで体重が減る
- 体は「また飢餓が来る」と判断
- 栄養をより効率的に吸収・蓄積するモードに切り替える
これは「スリフティジーン仮説(節約遺伝子仮説)」と呼ばれ、リバウンドの一因とされています。
つまり「吸収しやすい体になっている」のは本当にエビデンスがある話。元デブが太りやすいのは、体の仕組みとして当然ともいえるのです。
科学的な体質だけでなく、心理や習慣も影響します。
- ダイエット成功の「ご褒美食べ」が増える
- 「少しくらい大丈夫」という油断
- 元デブ時代の高カロリー・濃い味に慣れた味覚
特に「少しぐらいなら大丈夫」の積み重ねは危険です。脂肪細胞は倉庫を広げる準備ができているので、ちょっとの油断が加速的なリバウンドにつながります。
では、どうすれば「太るスピード」に打ち勝てるのでしょうか?
① 体重の“微増”を放置しない
1〜2kgの増加は誤差のように見えますが、放置するとあっという間に3kg以上に。
研究でも「毎日の体重測定」がリバウンド防止に効果的とされています。
② 筋トレで基礎代謝を支える
脂肪細胞の数は減らせませんが、筋肉を増やせば消費カロリーは底上げできます。
特にスクワットや腕立てなど大きな筋肉を使う運動が効果的です。
③ 糖質の質を見直す
吸収されやすい精製糖質(白米・パン・お菓子)は脂肪に直行しやすい。
食物繊維と一緒に摂る、低GI食品を選ぶなどの工夫で、血糖値の急上昇を防ぎましょう。
④ 調整日の習慣を持つ
「飲み会の次の日は食事量を減らす」
「体重が増えたらすぐに有酸素運動」
このような「太ったら戻す習慣」を仕組みにしておくと、リバウンドの加速を防げます。
元デブが太るのが早いのには、ちゃんと科学的な理由があります。
- 脂肪細胞の数は減らない
- 基礎代謝が下がっている
- 栄養吸収効率が高まり(節約遺伝子)
- 心理的・行動的なクセ
だからこそ大切なのは、「1〜2kgのうちに戻す」習慣です。
完全に太らない体にするのは難しくても、早めのリカバリーを生活に組み込めば「太るのは一瞬」のサイクルから抜け出せます。
「また太っちゃった…」と落ち込むのではなく、科学を味方につけてリバウンドに強い生活をつくっていきましょう。
わたし?3kg太ってから、半月かけて1.5kgほど戻しました。ホント、なにやってんだろ、ですね。
