「ダイエットしようかな」と思ったとき、まず思い浮かぶのが「運動しなきゃ」ではないでしょうか。でもちょっと待ってください。
本当に、運動すれば痩せるのでしょうか?
答えは「キビシイ!」です。
…と書くと、「いやいや、運動すれば痩せるでしょ!」という声が聞こえてきそうですね。
たしかに、ある条件を満たせば痩せます。たとえば、中学生の部活レベルで本気で打ち込めば。
私も小中高と水泳部に所属していて、中学生の時は大会前になると1日1万メートル(25mプールで200往復!)泳いでいました。あのときは、どれだけ食べても痩せてました。あれは確かに「運動で痩せる」状態です。
…が、社会人になった今、それぐらいの熱量で運動に向き合えるか?
正直、無理ゲーです。やりたくもない!
だからこそ、声を大にして言いたい。
「痩せたいなら運動は後回しにして、まずは“食べ方”を見直しましょう」と。
「ジムで運動したから今日は多めに食べてもいいや」とか、「ビールがうまい!げふっ」
そんな記憶はありませんか?
これはダイエットがうまくいかない人の典型的なパターンです。
そして、一般的な運動で消費されるカロリーは、驚くほど少ないんです。
たとえば以下は、体重60kgの人が30分運動したときのカロリー消費量です:
運動内容(30分) | 消費カロリー(目安) |
ウォーキング | 約95kcal |
ジョギング | 約210kcal |
水泳(クロール) | 約315kcal |
筋トレ | 約110kcal |
一方で、食べ物のカロリーはというと…
- ポテトチップス(小袋) → 約330kcal
- おにぎり1個 → 約180kcal
- コーラ1本(500ml) → 約230kcal
ほらね。30分ジョギングしてもポテチ1袋に届かないのです。
よく言われる「ダイエットは食事が8割」という話、あれは本当だと思ってます。(体験者談)
私たちが1日に消費するカロリーの内訳は:
- 基礎代謝:60-70%
- 身体活動:20-30%
- 食事誘発性熱産生:8-10%
つまり、1日の消費カロリーの約7割は「何もしなくても消費される」基礎代謝なのです。
体重を減らしたいなら「基礎代謝と摂取(食事)の差」を最適化するべき。
普段の生活で痩せない、ということは「食べ過ぎ注意報(警報)」です。
わたし自身、炭水化物の摂取をコントロールすることで、体重はスルスル落ちました。
そしていまも続けていますが…
具体的には:
- 朝は炭水化物を抜く(私は野菜とゆで卵を摂ってます)
- 昼はおにぎり(300g※ファミレス大盛り程度)+鶏肉+ゆで卵+納豆+キャベツ
- 夜は野菜を中心とした鍋(お肉、豆腐、卵はOK)
これだけでも、1~2週間で体重に変化が!
しかも、運動のように「時間」や「気力」を必要としないので、継続がそこまで苦しくない。
「ゴリゴリがんばらなくても続けられるダイエット」こそ、成功への近道だと思ってなりません。
ここまで読んで、「じゃあ運動はまったくしなくていいの?」と思われたかもしれません。
答えは 「運動は“痩せるため”ではなく、“痩せやすい体を作るため”に使うべき」 です。
とくにおすすめしたいのは、筋トレです。
筋トレで筋肉を増やせば、基礎代謝が上がる=普段の生活でも消費カロリーが増える。
これはダイエットにとってかなりの追い風になります。
たとえば、週に2~3回、腕立てやプランク、スクワットを10~15分やるだけでもOK。
ポイントは「筋トレに“脂肪燃焼”を期待しすぎないこと」です。
脂肪は食事で落とし、運動で体を整える。この発想が大事だと思っています。
ちなみに、私のダイエット習慣で大事にしているのが「オフ日」の存在。
- 土日は好きなものを食べる(お菓子・ラーメン・朝から白米など)
- 「食べる楽しみ」を我慢しすぎない
これがあるおかげで、平日をがんばるエネルギーが湧いてきます。
我慢ばかりのダイエットは長続きしません。
繰り返しますが、「運動すれば痩せる」は都市伝説と思って、傍に置いておきましょう。
もちろん、中学生のように、プロのスポーツ選手のように毎日ガチで運動すれば痩せるでしょう。
でも社会人の私たちには、時間も体力も気力も、そこまで残っていないのが現実。
だからこそ、“がんばらなくても痩せる仕組み”を作りましょう。
- 食事を見直す
- 無理なく筋トレを取り入れる
- 楽しみも忘れない
この3つをゆるく続けることが、ダイエットを支えてくれるはずです。
🍽️今日からできる第一歩:
「まずは今日の夜ごはん、白米を半分にしてみませんか?」
体に無理なく、でも確実に、ダイエットは前に進めます。
みなさんの“がんばらないダイエット”、応援しています。